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前立腺肥大症

前立腺肥大症とは

前立腺肥大症は、男性特有の病気で、加齢とともに前立腺が大きくなることで、尿道が圧迫され、排尿に関するさまざまな症状を引き起こします。具体的には、頻尿(トイレに行く回数が増える)、夜間頻尿(夜中に何度もトイレに起きる)、残尿感(排尿後にも尿が残っている感じがする)、尿意切迫感(急に尿意を感じて我慢できない)、排尿困難(尿が出にくい、時間がかかる)、尿勢低下(尿の勢いが弱い)などが挙げられます。これらの症状は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。

前立腺肥大症の症状について

前立腺肥大症の主な症状は、排尿に関するものです。これらの症状は、前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、膀胱や尿道に負担がかかるために起こります。症状の程度は人によって異なり、年齢や前立腺の大きさ、生活習慣などによっても変化します。

  • 頻尿・・日中のトイレの回数が8回以上になることがあります。
  • 夜間頻尿・・夜中に2回以上トイレに起きることがあります。睡眠不足の原因にもなります。
  • 残尿感・・排尿後にも尿が残っている感じがすることがあります。
  • 尿意切迫感・・急に尿意を感じて我慢できないことがあります。
  • 排尿困難・・尿が出にくい、時間がかかることがあります。
  • 尿勢低下・・尿の勢いが弱いことがあります。
  • 排尿中断・・排尿中に尿が途切れてしまうことがあります。
  • 腹圧排尿・・排尿するときに、お腹に力を入れないと尿が出ないことがあります。

これらの症状が気になる場合は、早めに泌尿器科を受診することをおすすめします。症状が進行すると、膀胱機能の低下や尿路感染症、尿閉(尿が全く出なくなる)などの合併症を引き起こす可能性もあります。

前立腺肥大症の原因について

前立腺肥大症の明確な原因はまだ解明されていませんが、加齢と男性ホルモン(テストステロン)の関与が指摘されています。加齢に伴い、男性ホルモンのバランスが変化し、前立腺の細胞を増殖させる方向に働くのではないかと考えられています。その他、遺伝的な要因や生活習慣(食生活、運動不足など)も影響する可能性があります。

  • 加齢・・年齢を重ねるごとに、前立腺肥大症のリスクは高まります。
  • 男性ホルモン・・テストステロンが前立腺の成長に関与していると考えられています。
  • 遺伝的要因・・家族に前立腺肥大症の人がいる場合、リスクが高まる可能性があります。
  • 生活習慣・・食生活の偏りや運動不足も、前立腺肥大症のリスクを高める可能性があります。

リスク因子としては、高血圧、糖尿病、肥満なども挙げられます。これらの生活習慣病を予防することも、前立腺肥大症の予防につながる可能性があります。

前立腺肥大症の治療法について

前立腺肥大症の治療法は、症状の程度や患者さんの状態、希望などによって異なります。主な治療法としては、薬物療法、手術療法、低侵襲治療があります。

薬物療法

薬物療法は、症状を緩和するために用いられます。主な薬剤としては、以下のものがあります。

  • α1遮断薬・・前立腺や膀胱の筋肉を弛緩させ、尿道を広げることで、排尿を楽にします。
  • 5α還元酵素阻害薬・・男性ホルモン(テストステロン)から、前立腺を肥大させる作用のあるジヒドロテストステロンへの変換を阻害し、前立腺を小さくします。
  • PDE5阻害薬・・勃起不全治療薬としても用いられますが、前立腺肥大症に伴う排尿症状の改善効果も認められています。
  • 漢方薬・・頻尿や残尿感などの症状を緩和するために用いられます。

手術療法

薬物療法で十分な効果が得られない場合や、症状が重い場合には、手術療法が検討されます。主な手術法としては、以下のものがあります。

  • 経尿道的前立腺切除術(TURP)・・内視鏡を用いて、尿道から前立腺の内側を削り取る手術です。
  • 経尿道的レーザー前立腺蒸散術(HoLEP、PVPなど)・・レーザーを用いて、前立腺を蒸散させる手術です。
  • 開放的前立腺摘除術・・下腹部を切開して、前立腺を摘出する手術です。

低侵襲治療

手術療法よりも身体への負担が少ない治療法として、低侵襲治療があります。主な治療法としては、以下のものがあります。

  • 経尿道的前立腺切開(TUIP)・・前立腺の尿道部分を切開し、尿道を広げる手術です。
  • 前立腺動脈塞栓術(PAE)・・前立腺に栄養を送る血管を塞栓し、前立腺を小さくする治療法です。
  • 水蒸気熱療法(WAVE)・・水蒸気を用いて、前立腺組織を熱凝固させる治療法です。

料金について

当院における前立腺肥大症の治療にかかる費用は、以下の通りです。

治療法 費用(目安)
薬物療法 初診料+薬代
経尿道的前立腺切除術(TURP) 保険適用
経尿道的レーザー前立腺蒸散術(HoLEP) 保険適用
前立腺動脈塞栓術(PAE) 自費診療:50万円~

※上記はあくまで目安です。診察や検査の結果、治療内容によって費用は異なります。詳しくは、診察時に医師にご確認ください。

前立腺肥大症についてのよくある質問

Q1. 前立腺肥大症は放置しても大丈夫ですか?

A1. 放置すると、症状が悪化し、膀胱機能の低下や尿路感染症、尿閉などの合併症を引き起こす可能性があります。早めに泌尿器科を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。

Q2. 前立腺肥大症は手術が必要ですか?

A2. 手術が必要かどうかは、症状の程度や患者さんの状態によって異なります。薬物療法で症状が改善する場合は、手術は必ずしも必要ありません。医師とよく相談し、最適な治療法を選択することが重要です。

Q3. 前立腺肥大症の予防法はありますか?

A3. 前立腺肥大症の明確な予防法はありませんが、生活習慣の改善(バランスの取れた食生活、適度な運動、禁煙、節酒など)や、高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防が、前立腺肥大症のリスクを軽減する可能性があります。

院長より

てい泌尿器科クリニックでは、前立腺肥大症の診療に力を入れています。院長の鄭は、大阪府内の基幹病院にて30年以上にわたり、泌尿器科診療に携わってきました。豊富な経験と専門知識に基づき、患者さん一人ひとりの症状や背景に合わせた「丁寧な診察」「正確な診断」「適切な治療」をモットーに日々診療を行っております。

当院では、薬物療法、手術療法、低侵襲治療など、幅広い治療法に対応しており、患者さんのご希望やライフスタイルに合わせて、最適な治療法をご提案させていただきます。また、検査についても、患者さんの負担を軽減するため、最新の医療機器を導入し、迅速かつ正確な診断を心がけています。

「最近、トイレが近い」「夜中に何度もトイレに起きる」「尿が出にくい」など、排尿に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。当院は石橋阪大駅から徒歩2分とアクセスも便利です。皆様が安心してご来院いただけるよう、スタッフ一同、温かい笑顔でお迎えいたします。

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