夜間、何度も排尿で起きる(夜間頻尿)
このようなお悩みはありませんか?
- 夜中に何度もトイレへ起きる
- 睡眠が途中で途切れてしまう
- 夜間の排尿のために熟睡できない
- 朝起きても疲れが残っている
- 夜間の尿漏れが心配
- 年齢のせいだと思っている
- 日中もトイレが近い
このような症状は、夜間頻尿(やかんひんにょう)の可能性があります。
夜間頻尿は加齢とともに増える症状ですが、生活習慣や膀胱の病気、前立腺肥大症、内科的な病気など、さまざまな原因があります。原因を正しく調べることで、症状の改善が期待できます。
夜間頻尿とは?
夜間頻尿とは、夜間に排尿のために1回以上起きる状態をいいます。
年齢とともに増える傾向がありますが、睡眠を妨げることで日中の疲労や生活の質(QOL)の低下につながることがあります。
夜間頻尿の原因は一つではなく、大きく以下の3つに分けられます。
- 夜間に尿量が多い(多尿・夜間多尿)
- 膀胱にためられる尿量が少ない(膀胱容量の低下)
- 睡眠の質が低下している(睡眠障害)
原因によって治療方法が異なるため、まず原因を調べることが大切です。
夜間頻尿の主な原因
1.多尿・夜間多尿
夜間につくられる尿量が多いため、トイレへ何度も起きる状態です。
多尿
1日を通して尿量が多い状態です。
原因として、
- 水分の摂り過ぎ
- 糖尿病
- 利尿薬など薬剤の影響
- 腎機能の異常
などがあります。
夜間多尿
夜間に尿量が増える状態です。
原因として、
- 就寝前の水分摂取
- 高血圧
- 心不全
- 腎機能低下
- 加齢によるホルモン変化
- 睡眠時無呼吸症候群
などがあります。
特に、いびきが強い方や睡眠中に呼吸が止まると言われたことがある方では、睡眠時無呼吸症候群が関係している場合があります。
2.膀胱にためられる尿量の低下
膀胱が過敏になったり、尿を十分に排出できなくなったりすることで、少ない尿量でも尿意を感じるようになります。
過活動膀胱
膀胱に尿が十分たまっていないにもかかわらず、膀胱が勝手に収縮する病気です。
主な症状は、
- 急に尿意が起こる
- 我慢できない
- 頻尿
- 尿漏れ(切迫性尿失禁)
などです。
前立腺肥大症(男性)
前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、尿が出にくくなる病気です。
排尿後も尿が残ることで膀胱が刺激され、
- 夜間頻尿
- 尿の勢いが弱い
- 排尿時間が長い
- 残尿感
などが起こります。
その他
以下の病気でも夜間頻尿がみられることがあります。
- 間質性膀胱炎
- 骨盤臓器脱
- 神経因性膀胱
3.睡眠障害
眠りが浅く、夜中に目が覚めることで、そのたびにトイレへ行ってしまうことがあります。
原因として、
- 加齢
- ストレス
- 不眠症
- 睡眠環境の問題
などがあります。
当院で行う検査
夜間頻尿の原因を調べるため、当院では症状に応じて以下の検査を行います。
- 問診
- 尿検査
- 尿沈渣検査
- 超音波検査
- 残尿測定
- 尿流測定
- 排尿日誌
- 血液検査(必要時)
- PSA検査(男性・必要時)
特に排尿日誌は、夜間頻尿の原因を調べるうえで非常に重要です。
必要に応じて、CT・MRI検査や専門的な検査が可能な医療機関へご紹介いたします。
排尿日誌について
排尿日誌では、数日間、
- 排尿した時間
- 尿量
- 水分を摂った時間や量
を記録します。
これにより、
- 夜間に尿が多く作られているのか
- 膀胱に尿をためられないのか
- 水分摂取が多すぎないか
などを判断することができます。
夜間の排尿時に毎回多くの尿が出る場合は夜間多尿が疑われ、少量しか出ない場合は膀胱容量低下が疑われます。
夜間頻尿の治療
原因に応じて治療を行います。
夜間多尿の場合
- 水分摂取量の見直し
- 生活習慣の改善
- 原因となる内科疾患の治療
- 必要に応じて薬物療法
過活動膀胱の場合
- 膀胱訓練
- 生活指導
- 内服治療
前立腺肥大症の場合
- 内服治療
- 生活習慣の改善
- 必要に応じて手術
睡眠障害の場合
- 睡眠環境の改善
- 生活リズムの調整
- 必要に応じた治療
患者さんの原因や生活状況に合わせて、適切な治療をご提案します。
このような方はご相談ください
- 夜中に2回以上トイレへ起きる
- 夜間頻尿で睡眠不足になっている
- 日中も尿が近い
- 尿の勢いが弱い
- 残尿感がある
- 前立腺肥大症が心配
- 水分を減らしても改善しない
夜間頻尿は「年齢のせい」と思われがちですが、治療できる原因が隠れていることがあります。
当院の診療について
てい泌尿器科クリニックでは、夜間頻尿の原因を調べるために、尿検査・超音波検査・残尿測定・尿流測定・排尿日誌・PSA検査(男性・必要時)などを行い、過活動膀胱、前立腺肥大症、夜間多尿、尿路感染症などを総合的に診断します。
生活習慣の改善や薬物療法など、患者さん一人ひとりの原因に合わせた治療をご提案し、必要に応じて専門医療機関とも連携しながら適切に対応いたします。
