尿が残っている感じがする・おしっこが出きっていない感じがする(残尿感)
このような症状はありませんか?
- 排尿後も尿が残っている感じがする
- 尿をすっきり出し切れない
- 排尿後すぐにまたトイレへ行きたくなる
- 排尿しても満足感がない
- 尿が出にくく、勢いも弱い
- 残尿があるのではないかと心配
このような症状は残尿感と呼ばれます。
実際に膀胱内に尿が残っている場合もあれば、尿が残っていなくても膀胱や尿道の刺激によって残尿感を感じることがあります。原因はさまざまで、適切な検査を行うことで原因を明らかにし、症状の改善につなげることができます。
残尿感とは?
残尿感とは、排尿した後にも
- 「まだ尿が残っている感じがする」
- 「もう少し出そうな気がする」
- 「最後まで出し切れていない」
と感じる症状です。
実際に残尿がある場合だけでなく、膀胱や尿道の炎症、膀胱の知覚過敏などによっても起こるため、症状だけで原因を判断することはできません。
残尿感の主な原因
前立腺肥大症
男性では最も多い原因です。
前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、尿を十分に排出できず残尿が生じます。
次のような症状を伴うことがあります。
- 尿が出にくい
- 尿の勢いが弱い
- 排尿に時間がかかる
- 夜間に何度もトイレへ起きる
膀胱炎
特に女性に多くみられる病気です。
膀胱に炎症が起こることで、
- 排尿時の痛み
- 頻尿
- 残尿感
- 尿の濁り
などの症状が現れます。抗菌薬による治療で改善することがほとんどです。
慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群
30~50歳代の男性に比較的多くみられます。
前立腺や骨盤周囲の慢性的な炎症や機能異常により、
- 残尿感
- 頻尿
- 会陰部の違和感
- 下腹部の不快感
などの症状が続くことがあります。
過活動膀胱・間質性膀胱炎
膀胱が過敏な状態になると、実際には尿が残っていなくても残尿感を感じることがあります。
頻尿や急な尿意を伴うことも少なくありません。
神経因性膀胱
糖尿病や脳・脊髄の病気などによって膀胱を動かす神経の働きが低下すると、尿を十分に出し切れず残尿感が生じます。
当院で行う検査
原因を調べるため、症状に応じて次のような検査を行います。
- 問診・診察
- 尿検査
- 尿沈渣検査
- 超音波(エコー)検査
- 残尿測定
- 尿流測定
- PSA検査(男性・必要時)
- 血液検査(必要時)
超音波による残尿測定は、膀胱内に実際どれくらい尿が残っているかを短時間で確認できる、身体への負担が少ない検査です。
残尿感の治療
治療は原因となる病気に応じて行います。
- 前立腺肥大症:内服治療、生活習慣の改善
- 膀胱炎:抗菌薬による治療
- 慢性前立腺炎:内服治療、生活指導
- 過活動膀胱:内服治療、膀胱訓練
- 神経因性膀胱:内服治療、自己導尿(必要時)
症状や検査結果を総合的に判断し、患者さん一人ひとりに適した治療をご提案します。
このような症状はご相談ください
次のような症状が続く場合は、泌尿器科の受診をおすすめします。
- 排尿後もすっきりしない
- 残尿感が続く
- 尿が出にくい
- 尿の勢いが弱い
- 頻尿や夜間頻尿がある
- 排尿時に痛みがある
- 血尿を伴う
残尿感は比較的よくみられる症状ですが、前立腺肥大症や膀胱炎、神経因性膀胱など、治療が必要な病気が隠れていることもあります。
当院の診療について
てい泌尿器科クリニックでは、残尿感の原因を詳しく調べるため、尿検査、超音波検査、残尿測定、尿流測定、PSA検査(必要時)などを行い、前立腺肥大症、膀胱炎、慢性前立腺炎、過活動膀胱、神経因性膀胱などを総合的に診断します。
実際の残尿量や排尿機能を評価したうえで、原因に応じた薬物療法や生活指導をご提案し、専門的な治療や手術が必要と判断した場合には、連携する医療機関へ速やかにご紹介いたします。
「尿が残っている感じがする」「排尿後もすっきりしない」といった症状は、適切な治療で改善が期待できることが少なくありません。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
